この時期、手がしわしわになることが起きました。
自分自身は、食欲もあるし、元気もある。具合が悪いことはない。フラツキ、頭が
ボーっとするなどはありません。顔の表情に変化はない。
けど手がシワシワ。
喉が渇いているか?と言われれば、そうではない。
なんででしょうか?
奥さんに言われて気が付きました。
「水、飲んでる?足りないんじゃない?」
確かに、そうだと思いました。
朝から水分を摂る頻度が明らかに減っていたのです。
皮膚を触って、触ったあとが戻らないくらいハリがなかった。
何をしたのかというと、水分をとりあえずコップ1杯。
一気に飲んでも、全て腸に吸収されるとは限らない。
少しずつ、頻回に、ある程度時間をおいて飲んでいきました。
気付かないままだったら、水分が足りない状態が続いて、
最終的(これはいつになるのかわかりません)に、具合が悪い状態になる。
急に、めまいがする。疲れが取れない。やる気が起こらない。ということになるかもしれません。
でも、人間は、乾いたものばかりを食べるのではなく、炊いたお米、みそ汁、生鮮食品を調理していますので、具合が悪くなるほどに体内の水分不足には陥らないと思います。
じゃあ、大丈夫だ。というのは間違いです。
具合が悪くなる状態になるまでに、私の考えでは、様々なことが体に起こるということです。
そうなる期間までというのはわかりません。1週間なのか、1か月なのか、1年なのか。
具合が悪くないということのみで、自分の体を評価しない方がいいでしょう。
こんなことって動物たちはあるのでしょうか?
拙著「愛犬の健康寿命がのびる本」にも書きました。
隠れ水分不足というのは、存在します。
飼い主が気付けないし、動物たちにそんな自覚があるわけがない。
血液検査したってわからない。
私は検査をする、または五感を使って評価をしています。
獣医歴 18年ほどですが、隠れ水分不足の動物たちが多いことがわかってきました。
動物たちの水分摂取量を1日どれくらいとっているのか、把握していた方がいいですよ。
みて飲んでるねという確認だけでなく、数値で記録を残したほうがいい。
ペットボトルを1本用意して、そこに水を入れて、水を与える場合にそのペットボトルからいれて、1日の終わりに残った量を計測し、ペットボトル容器が500mlなら
500ml-残った量=飲水量
飲水量になります。
そのデータは貴重です。
また、オシッコの色はどうかということも合わせて確認したほうがいいでしょう。
飲水量が少ない
オシッコの色が濃い
というのは
隠れ水分不足という可能性が出てきます。
こんな状態でも、99%の飼い主がうちのコは元気ですと答えます。
人間よりも動物の方が寿命が短いでしょう?
動物の方が、いろいろ早いのです。
当然、悪くなるのも早い。
人間の時間軸と同じで考えてはいけません。
人間の方で書きました。
具合が悪くなる状態になるまでに、私の考えでは、様々なことが体に起こるということです。
隠れ水分不足は怖い。
そうならないように、ご自身の動物たちを見てあげた下さい。
まだ、著書をご覧になっていない方は、読んでみてください。
中学生でもわかる内容です。
クリニック診察、オンライン相談あります。
ご利用下さい。
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