体は食べ物でできている。
これは、何を言っているかわかりますか?
食べた物が、体内で消化と吸収され、
血となり肉となり、骨となり、髪の毛となり、
皮膚となり、体の中でいうと五臓六腑もそうですし、爪、目、歯、
口の中、体中のパーツすべてに関わっていることを考えたことは
ありますか?
細かく言えば、ばい菌と戦う白血球の産生、血を止める血小板の産生、
免疫に関与するリンパ、細胞一つ一つを構成する細胞膜、細胞質、その中にある
ミトコンドリア、細胞核など、多くの体のパーツが作られている。
食べた物以外の物からは何一つ創られない。
何でも食べてくださいと言っているのではありません。
食べる物の質がポイントになってきます。
このように考えるのは、妻が持ってきた食事療法により、息子が薬から脱却したという事実を一緒に体験したことが大きいです。
全てはお伝え出来ないのですが、
炭水化物、脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラル、食物繊維をバランスよく
摂取していくこと
添加物をなるべく排除したこと
などなどを実践していったのです。
その体験を通して、食事で変わることができることを学びました。
人間にできることは、動物にもできるのではないかというのが始まりです。
構築している材料が変われば、完成形は変わります。
薬から脱却ということは、病気の症状はほとんど見られなくなったということを意味します。
変わることができると思い、診療しています。
動物の場合、手づくり食ということになります。
ずっとお尻の辺りがじくじくして、清潔に保っていたけれども治らず、困っている症例は、
食べていた食事に対して指導しました。
飼い主が、頑張って継続したおかげで、だんだん良い傾向にあるのです。
薬の反応は、いまいちでしたが、食事の変更で改善が見られたのです。
少しずつ、体が変わってきている。
自然治癒力も以前より上がっているのでしょう。
私の拙著「愛犬の健康寿命がのびる本」をまずは読んでみてください。
健康になることは、病気の予防に繋がります。
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